WITH THE STYLE FUKUOKA

− スイートタイプ 宿泊記 (2009年11月宿泊) −

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EVA-CHIN :「もう直ぐだな。」

ここは博多駅前にある交差点。JR博多駅は福岡空港から地下鉄で僅か2駅の距離にある九州最大の駅で、阪急百貨店や東急ハンズ、シネマコンプレックスが入居する予定の新駅ビル・JR博多シティが現在建設中なのであります。「ホテル イル・パラッツォ」を出発したEVA-CHINと嫁さんは次に宿泊する  WITH THE STYLE FUKUOKA へ向かうため、キャナルシティ付近から歩いて来たのであります。現在の時刻は間も無く15時になるところですが  WITH THE STYLE FUKUOKA のチェックインは16時となっている為、取り合えず荷物を預けて何処かへブラリとお散歩をしようかと考えておりました。ヨドバシカメラの前を通れば間も無くホテルの前で、久しぶりのステイに今から気分がウキウキなのであります。

 WITH THE STYLE FUKUOKA は2004年8月博多に開業し、カリフォルニアのレジデントスタイルをコンセプトにした客室数が僅か16室のスモールラグジュアリーホテルです。EVA-CHINは過去2回宿泊しましたが居心地感の良さが気に入り、博多へ滞在する時は必ず宿泊するホテルと決めております。一歩足を踏み入れるとレストランかと思ってしまいますが、その奥にレセプションがあり、隠れ家の様なスタイルもまた気に入っています。

スタッフ :「ご宿泊ですか?」

建物の入口でスタッフに声を掛けられました。

EVA-CHIN :「荷物だけ先に預けようかと思いまして・・」

時間は15時頃ですが  WITH THE STYLE FUKUOKA のチェックインは16時と少し遅めです。反面、チェックアウトは14時となっており、翌日もゆっくりと出来る所がまた良いのです。スタッフはEVA-CHINと嫁さんを奥にあるフロントへ案内をしてくれました。約3年ぶりの訪問でしたが明らかにフロントの様子は前回と異なり、いつの間にかちょっとリニューアルをした様です。

フロント :「宜しければ、チェックインを先に行っても宜しいでしょうか?」

特に予定のないEVA-CHINは、チェックイン手続きだけ先にお願いする事にしました。差し出されたレジカードに宿泊数・人数・料金等の確認を行い、サインをして戻します。

フロント :「もし宜しければ、本日4階のスイートが空いておりまして・・・・ 」

EVA-CHIN :(何か良さそうな展開だな。)

フロント :「プラス1万円で直ぐお入り頂けますか、如何致しましょうか?」

EVA-CHIN :「プラス1万円ですか?」

瞬時に頭の中で計算をするEVA-CHIN。今回利用する宿泊プランの料金に1万円を足しても、普段提供されているスイートの値段には届きません。明らかにお得な提案であり、これは見逃せません。

EVA-CHIN :「お願いします。」

EVA-CHINはスイートへの変更をお願いしたのであります。

フロント :「禁煙のお部屋をご用意させて頂きます。」

ちなみに WITH THE STYLE FUKUOKA のスイートは全部で3部屋しか無いので、結構、ラッキーなのかも知れません。

フロント :「チェックアウトは14時までごゆっくりと・・・」

EVA-CHIN :「はい。」

帰りの飛行機の時間も決めていないので・・・(笑)。

フロント :「お支払い方法ですか・・・」

EVA-CHINは胸ポケットに入れておいたクレジットカードを渡します。お財布に入れておくと出すのに時間を要すので、最近はホテルへ入る前にクレジットカードを直ぐ出せるようにしています。

フロント :「最終準備まで暫くお待ちください。」

チェックインが終わり、EVA-CHINは嫁さんの横に座りました。お部屋がスイートにアップされる事、荷物を預けて外へ出なくても直ぐにお部屋へ入れる事を伝えました。前回とは異なったお部屋に泊まる予定ではありましたが、スイートへの変更は嬉しい誤算です。写真で見る限りとても奇抜なデザインをしている様だし、グッと楽しみが増えましたね。

フロント :「EVA-CHIN様」

数分で名前を呼ばれ、お部屋への案内となりました。フロントの前にエレベーターがあって早速スタッフと共に乗り込みます。

EVA-CHIN :「フロントの改装はいつ頃行われたのですか?」

スタッフ :「2007年冬頃でございます。」

随分前に変わっていたのですね。リニューアル前は座って行うスタイルでフロントは大きく変わりましたが、窓際にある小さなソファスペースは以前と変わっていない感じです。

スタッフ :「エレベーターのセキュリティが掛かってますので、これを入れて頂いて・・」

先ずはエレベーターの操作説明を受けました。エレベーターにはルームキーを差し込まないと客室階には行けないセキュリティ機能があります。これは前回も同じでしたが操作のタイミングがEVA-CHINと合わず、3階から4階へ行こうとエレベーターに乗ったところ操作に失敗して1階へと下りてしまい、扉が開いた瞬間にフロントのスタッフと目があったものの降りられずにそのまま4階へ上がった苦い経験があります。でも説明を聞いている限り、操作は間違えていない気がするけどな。

スタッフ :「本日4階でございます。」

エレベーターは4階へと到着し、薄暗い廊下を歩いてお部屋へと向かいます。4階は宿泊者専用ラウンジであるペントハウスとスパがある階ですが、同時にスイートの3室も設けられています。お部屋へ入る前に非常口の位置を確認しスタッフがルームキーを使って開錠すると、一直線に窓際へ向かう面白いアプローチになっていました。良く見ると、その壁面の片側は大きなクローゼットで構成されています。一番奥は一段高い位置にライティングデスクがレイアウトされ、窓際で自然光がとても心地よく、デスクの上を見ると高級そうなお茶が用意されていました。

WITH THE STYLE FUKUOKA のスイートは広さが53.2平米あります。リビングルームとベッドルームが分かれていないワンルームスイートで、バスルームとの仕切はガラスでした。スイートのバスルームも特徴的で、後でじっくり見る価値がありそうですね。

スタッフ :「お部屋のご案内を致しましょうか?」

スイートタイプは初めてだったので説明をしてもらう事にしました。

スタッフ :「先ずテラスですが、4階は独立したタイプになっております。」

普通に感じるかも知れませんが、WITH THE STYLE FUKUOKA のテラスは独特の特徴があります。3階にある一般客室のテラスは植木で仕切られているだけで、実は隣同士通り抜けが出来るのです。これはお部屋の中を通らなくてもルームサービスをテラスへ直接届けられる利点がある様ですが、反面、他のゲストが不意に客室の目の前を歩く可能性もあります。初めて宿泊した時はビデオカメラを持ったゲストが目の前を通り過ぎ、本当に驚いたものです。しかし4階のスイートはそれぞれ独立しており、この様な心配も無い訳ですね。

スタッフ :「ちょうどあちらにラウンジが見えますね。」

ペントハウスと呼ばれる WITH THE STYLE FUKUOKA のラウンジは宿泊者であれば誰でも利用ができます。チェックインタイムの16時から24時まではカクテルサービス、朝は朝食会場となります。お酒やおつまみも用意されているので、EVA-CHINも後で利用するつもりです。

スタッフ :「ちょっと奥に行くとジャグジーがございまして・・」

ペントハウスの横へ並ぶ様に一段高い位置にSPAがあります。現在は24時間利用可能で、1時間の貸切予約制となっています。もちろん、水着のレンタルも出来ます。

スタッフ :「スナック菓子とテレビの下にある冷蔵庫内の飲物は無料でございます。」

これはスイートのみのサービスでは無く、全てのお部屋で冷蔵庫内のシャンパンやビール、ソフトドリンク、テーブルの上などにあるお菓子が全て無料となっています。でも、すぐ横にあるラウンジでも結構飲みそうなので、お部屋の飲物まで手をつけられるのかな?

スタッフ :「かなりお菓子も変更されていまして、和のテイストも入っています・・」

しばらく行かない内に随分と変わりましたね。これだけ色々揃っていると、本当にお部屋で寛げそうだな。

スタッフ :「あと、4階にはエスプレッソマシンが置いてありまして、こちらもご自由にお飲み下さい。」

ほー、最近良く目にするネスプレッソですね。カートリッジは9種類あり、なかなか豊富です。説明も一通り終わりカードキーを受け取ると、スタッフはお部屋を下がりました。

一段落して周囲を見渡すEVA-CHIN。さすがはスイートルームで前回宿泊したお部屋とは雰囲気が全く異なります。バスルームも特徴的でお部屋の奥にある割にはとても明るく、色々と興味を引く所がありそうです。早速ラウンジへと行きたい所ですが、早めにチェックインが出来たこともあって時間は15時少し過ぎ。取り合えず下のレストランで軽くビールを頂く事にしましょうか。


スイートルーム

WITH THE STYLE FUKUOKA に3室あるスイートルームは全て4階に配置された広さ53.2平米のワンルームスイートです。洗練されたインテリアやフローリングの床は正にデザイナーズホテルと思わせる素敵な空間で、バスルームの仕切りもガラスとなっています。大きな窓を開ければ居心地の良いテラスがあり、開放感と寛ぎのステイを楽しめます。


ベッド

ベッドの大きさは幅200cm × 長さ200cm極上の眠りを提供するシモンズ社製を採用しおり、リネンも最高級で肌触りがとても良く、羽毛も軽くて寝心地が良いですね。チェックアウトが14時なので、朝はゆっくりと寝坊も出来ます。


ナイトテーブル

シンプルなデザインのナイトテーブル。お部屋の雰囲気に合っており、片方のテーブルには右側写真の様にミントのお菓子が置かれています。WITH THE STYLE FUKUOKA はお部屋にある飲物、お菓子共に全てフリーなので、気兼ねなく頂けます。ちなみに、このミントをお持ち帰りにし、後日、旅のお供で持って行った際、羽田空港の金属探知機に引っかかりました(笑)。


ソファ

スイートルームならではのゆったりとしたソファ。ソファはテレビに向けられているのではなく、テラスに向けられています。ソファテーブルにもお菓子が置かれており、こちらはちょっと和のテイストが楽しめそうです。


ライティングデスク

ライティングデスクはベッドルームから若干外れた入口寄りに設けられています。窓際にあり自然光がたっぷり入る空間で、外の様子を眺めながら仕事ができます。ライティングデスクの横にはお茶セットが用意されていますが、何とも高級そうな雰囲気ですよね。ちなみに煎茶、紅茶、くき茶が置かれていました。


テレビ & DVD

テレビはシャープ製の32インチ液晶アクオスで、地上デジタル7チャンネルとCS4チャンネルを見ることが出来ます。ちなみにDVDはパイオニア製の「DV-310」です。ホテルでは無料でDVDの貸し出しも行っています。又、CDプレイヤーも置いてあり、ホテルオリジナルのCDを聞くことも出来ます。


 

プライベートバー

冷蔵庫内ある飲物は、シャンパンを含めて全てフリーです。シャンパン用のグラスは最初から冷蔵庫に入っており、冷たく冷やされているのは良いですね。ちなみに客室に置かれているビールはキリンラガーとハイネケンで共に2本ずつ冷蔵庫に入ってました。


ミネラルウォーター

前回は「ティナント・スティル・ウォーター」でしたが、今回は「合馬天然」と呼ばれる採水地北九州市のミネラルウォーターでした。日本最大のたけのこの里がある福岡県北九州市小倉南区の合馬。竹林の下で流れている「合馬天然水」は大自然の土と鉱物がろ過の役目を果たして誕生した上質なミネラルを含む天然水だそうです。この様に地元のミネラルウォーターがあると、ちょっと嬉しいですね。


ネスプレッソ

最近では色々なホテルで目にするようになったネスプレッソ。 WITH THE STYLE FUKUOKA ではスイートルームだけに置かれています。ネスプレッソには、独自のコーヒーカプセルがあり、コーヒー豆はグラインドされてから直ぐにカプセルへ密封され数ヶ月間風味とアロマを保持すると言われています。操作は簡単で指定された場所にカプセルを入れるだけ。こちらでは9種類のカートリッジが用意されていました。


ルームキー

デザインはシンプルながら素敵ですね。以前は全体的にオレンジでしたが現在のデザインの方が断然良いです。客室やペントハウスがある3階や4階へ行くためには、ルームキーをエレベーターの操作盤に差し込んだ後、階数操作をしなければなりません。


 

スリッパ

以前と変わらずスリッパは巾着に入っており、タオル地の履き心地が良いスリッパです。スリッパには特にホテルのロゴは入っていません。

 


テラス

4階にあるスイートではテラスがそれぞれ独立しています。気候が良い日はテラスで寛ぐのも良いですね。


景色

周囲の様子は変わらないですね。どちらかと言うとマンションに囲まれている感じを受けます。周囲の景色を見るよりは、真下にあるウォーターガーデンを眺めていた方が非日常感を楽しめますね。博多駅から徒歩圏内の距離にあるホテルなので、仕方が無いのかも知れません。


憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。

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