WITH THE STYLE FUKUOKA

− ダブルクイーンタイプ 宿泊記 (2006年3月宿泊) −

「WITH THE STYLE FUKUOKA」・すぐ泊まりたくなる宿泊プランはこちら



タクシーの運転手:「ここです。」

EVA-CHIN     :「えっ?」

雨の中、グランドハイアット福岡からタクシーで出発したEVA-CHINは、次の宿泊ホテルである「ウィズザスタイル福岡」へ向かったのであります。旅の2日目は大粒の雨に見舞われ、傘なしでは外に歩けない状態でした。そんな中でタクシーはある交差点の手前で止まりドアを開けたのであります。ホテルと言えば車寄せのあるエントランスを想像しますが、止まった所は普通の歩道脇。車から外に出れば間違いなく濡れてしまう環境で、初めて訪れホテルの外観が分からないEVA-CHINは、ちょっと困惑したのであります。取り合えずタクシーのトランクから荷物を持ち出し、慌てて目の前にある建物の軒下に入るEVA-CHIN。一見してレストランの入口かと思ったこの建物こそ、実は今回宿泊する「ウィズザスタイル福岡」でありました。
「ウィズザスタイル福岡」は2004年8月、博多駅近くに開業した客室数がわずか16室のスモールラグジュアリーホテルで、今回EVA-CHINが博多駅周辺のホテルを探していた際、初めてその存在を知ったホテルであります。今回は一休.com経由で行ないましたが、同サイトや公式サイトを見ている内に宿泊がしたくなり、今回の予約に踏み切りました。事前情報に寄れば宿泊者専用のラウンジやスパもあり、シティホテルのエグゼクティブフロアにも負けないサービスを提供している様子であります。

ウィズザスタイル福岡の空室検索・ご予約(一休.com)

「ウィズザスタイル福岡」の軒下で濡れた服をタオルで拭き取った後、EVA-CHINと嫁さんはホテルのエントランスと思われる方向へ荷物を引きずりながら歩きました。一見してホテルとは思えない外観ですが、この建物の内側には博多駅周辺とは思えない風景が一気に広がっていたのであります。真ん中にプールを設け、その周辺にレストランのテーブルが並ぶ正にリゾートスタイル。しかし洒落たレストランの雰囲気は十分に伝わって来るものの、肝心なホテルのエントランスが分からないのであります。
困惑して立っていると、中からコンシェルジュの方が声を掛けてくれました。偶然か見かねたかは分かりませんが、これでこの窮地から開放されそうであります(大げさかな?)。

EVA-CHIN : 「今夜お世話になるのですが・・・」

EVA-CHINは予約している事と、チェックイン前に荷物だけを預けたい旨をコンシェルジュに伝えます。コンシェルジュは直ぐにEVA-CHINと嫁さんを中へと案内をし、レセプションに誘導してくれました。まず建物に入ると薄暗くムードのあるレストランがありますがレセプションは更にその奥の一角にある配置で、隠れ家的な存在をアピールしている雰囲気でありました。
EVA-CHINは荷物だけを預けて直ぐに出かけようかと思っておりましたが、コンシェルジュはレセプション席に案内をしてくれました。「ウィズザスタイル福岡」のチェックインタイムは16時なのでまだ先だったのですが、手続きだけは先に行なってくれるようです。名前を確認した後EVA-CHINの情報を端末から引き出し、部屋のタイプと泊数の確認をします。レジカードは住所の記入とサインを行なって戻し、更に手続きは続いていきました。

コンシェルジュ : 「新聞のご希望はございますか?」

EVA-CHINは読売新聞を希望しました。普段読んでいる新聞が読売だからでありますが、EVA-CHINには難しすぎる新聞、例えば日本経済新聞等を回避するためでもあります(笑)。

コンシェルジュ : 「明日のご出発のご予定は?」

「ウィズザスタイル福岡」はチェックインが16時と遅いですが、その分チェックアウトも14時と遅いのが特徴です。チェックイン時間が遅めと思われる方が多いかも知れませんが、荷物を預けて観光やショッピングに出かければすぐにこの時間です。しかもチェックアウトが遅く朝がゆっくりできることは、割と現代にあった時間設定なのかも知れません。

EVA-CHIN   : 「13時から14時頃と思います。」

翌日は千葉へ帰りますが、飛行機は午後を予定しています。チェックアウトの14時にホテルを出ても福岡空港までは近いので、十分間に合うのであります。

コンシェルジュ : 「お戻りのご予定は、何時頃でしょうか?」

現在の時間は12時をちょっと過ぎておりました。これから北九州の門司港周辺を散策しに出かけるつもりで行き帰りは鉄道を使いますが、小倉まで新幹線を利用したとしても17時頃になりそうであります。

EVA-CHIN   : 「多分、17時頃だと思いますが・・」

同じ福岡県ですが、博多から門司港までは割と距離があります。チェックインが可能な16時には多分間に合わないでしょう。

コンシェルジュ : 「お部屋のご用意が出来次第、お荷物を先に入れても良いですか?」

EVA-CHINは準備が出来れば、先に荷物をお部屋に入れてくれる様に頼みました。

EVA-CHIN   : 「ところで・・・」

EVA-CHINはこの時、一つのリクエストをしてみます。

EVA-CHIN   : 「スパの予約は可能ですか?」

普段のEVA-CHINならスパとは縁が無いのですが、ここは完全予約制のスパで他人と一緒になることはありません。1時間の貸切りで宿泊者であれば無料で利用ができますが、水着をレンタルする場合は別途費用が掛かります。コンシェルジュがスパの予約状況を確認すると1組だけ22時30分から予約が入っており、それ以外は空いているとの事であります。しかし外は雨模様。夜になれば雨が上がると聞いていたので出来るだけ遅い方が有利と考え、21時からでお願いをしました。ちなみに22時30分からが最終との事です。4階には更衣室があってここで水着に着替えてスパへ向かうのですが、更衣室にもバスローブを用意してあり、それを羽織ってスパまで向かう感じの様です。

コンシェルジュ : 「水着はお荷物とご一緒に、お部屋に置いておきます。」

スパの予約も終わりEVA-CHINと嫁さんは荷物を預けて外に出ました。雨足は酷くなる一方でありますが「ウィズザスタイル福岡」は博多駅まで近く、あまり濡れることなく駅に向かうことが出来ました。

17時頃、EVA-CHINと嫁さんは博多駅に戻ってきました。傘を必要とする程雨は降っておらず、間もなく止みそうな気配であります。博多駅から徒歩でホテルに向かい、先ほどと同じエントランスを通ってホテルの中に入りました。

レストラン : 「いらっしゃいませ。」

前述した通りレセプションはレストランの奥にあるため、間違えられてしまいました。間違えられずに済む別の入り方があるのでありましょうか。EVA-CHINと嫁さんは奥にあるレセプションに進み、コンシェルジュに声を掛けます。
コンシェルジュに声を掛けると直ぐにお部屋の案内となりました。荷物と水着は既にお部屋に届けられており、レセプションのすぐ近くにあるゲスト専用のエレベーターに乗り込みます。

コンシェルジュ: 「初めてのご利用ですか?」

EVA-CHIN : 「はい。」

EVA-CHINが初めての旨を伝えるとエレベーターの操作方法を案内してくれました。このエレベーターは客室キーで認証させないと客室階である3階と4階には行けないシステムになっています。ただし、客室階から1階にはカードキーが無くても行けるそうです。
コンシェルジュと共に3階に到着しお部屋へ向かいます。3階にはゲストルームが13室あり、4階にはスイートルーム3室とラウンジである「ペントハウス」、そして「スパ」があります。エレベーターを降りると客室は直ぐ近くにあり、コンシェルジュがドアを開錠して早速、中に入りました。
今回利用したお部屋は広さが37.3平米ある「ダブル・クイーンタイプ」であります。「ウィズザスタイル福岡」は洗練されたデザインが特徴的ですが、一般のシティホテルでは見ることが出来ない驚くべき特徴もあります。全室にあるテラスは隣りの部屋との境が植木で隠されている程度で、自由に往来をすることが出来るようになっているのです。これはルームサービスをテラスで食事する際、部屋を通らずしてスタッフが各部屋のテラスまで届けられる様になっているからだそうです。
お部屋に入るとEVA-CHIN達の荷物が既に届けられておりました。リゾートを感じさせるお部屋のインテリア。水着も確かに届けられており、ベッドの上にはタオルが入ったバスケットもありました。初めて利用するホテルなのでお部屋の説明をお願いすると、先程のテラスの説明やブラインドの開閉方法等、一つ一つ丁寧に説明をしてくれました。

コンシェルジュ : 「こちらにあるスナックと冷蔵庫にあるドリンクはフリーです。」

お部屋にはシャンパンを含め、ビールやソフトドリンク、ミネラルウォーター、スナックが豊富に置かれています。これら全てがフリーになっています。

コンシェルジュ : 「加湿器をお付けしますか?」

コンシェルジュは加湿器のスイッチを入れてくれました。
そのお隣にはCDプレイヤーが置かれており、ウィズザスタイル福岡ではオリジナルのCDもあるそうです。

コンシェルジュ : 「DVDも25本、無料でご用意しております。」

お部屋にはDVDプレイヤーも用意され、DVDソフトのリストにあるものならば無料で借りることが出来ます。
この後洗面台やバスルーム等の説明を行い、ラウンジであるペントハウスの説明をしてくれました。ペントハウスはゲスト専用のラウンジになっており、セルフサービスで飲み物やおつまみを頂くことが出来ます。17時からウェルカムタイム、19時からはバータイムになっているそうですが、特に係の人はいないとの事で完全なセルフサービスになっているそうです。ちなみに朝食も同じペントハウスで提供されます。
EVA-CHINと嫁さんが間違いなくすぐに行くであろうペントハウスの説明を行なった後、コンシェルジュはターンダウンがある旨を伝えお部屋を下がりました。今回の旅で初めてこのホテルの存在を知ったEVA-CHINでありますが、このホテルの質感とサービスはかなり期待が出来そうであります。


ベッドルーム

今回利用したお部屋は「ウィズザスタイル福岡」では一番小さい広さ37平米のダブル・クイーンタイプです。同タイプのお部屋には広さ44.5平米タイプもある他、ベッドがキングサイズのダブル・キングタイプもあります。ホテルの客室数は16室しかありませんが、全室テラス付きで5種類の部屋タイプがあります。


ベッド

ベッドは極上の眠りを提供するシモンズ社製を採用しおり、リネンも最高級で肌触りがとても良く、羽毛も軽くて寝心地が素晴らしかったです。今回はクイーンサイズでしたが狭さは特に感じさせません。


ナイトテーブル

ナイトテーブルはとてもシンプルな作りで、両側とも同じ作りになっています。ちなみにテーブルの上にあるミネラルウォーターは最初から置かれており、ブランドは採取地がイギリス・ウェールズの「ティナント・スティル・ウォーター」です。


ソファ

ソファはテーブルを挟んでオットマンが置かれていますが、お部屋によって配置位置が異なっている様です。ちなみにソファの上にはリクエストしていた水着が置かれていました。テーブルの上にある白いのはアンケート用紙です。写真でお分かりの通り、直ぐ横に洗面台があります。


 

ライティング・デスク

ライティング・デスクは程長く、ミニバーのスナック類やお茶類、加湿器、CDプレイヤーも置かれていますが、デスクとしてのスペースは十分に取られています。デスクの一部には鏡が収納されており、開けると右の写真の様になります。


テレビ

テレビは液晶26型・シャープ製のアクオスでした。一般放送、BS放送を含む11チャンネルを楽しめます。


DVD

DVDは「IO DATA」製で、25種のDVDソフトを無料でレンタルする事が可能です。


 

ミニバー

客室内に置かれているアルコール類、ソフトドリンク類、ミネラルウォーター、お茶、スナック類全てがフリーになっています。ちなみに客室に置かれているビールはキリンラガーとハイネケンで共に2本ずつ冷蔵庫に入ってました。冷蔵庫の上段にはシャンパンも入っており、その後ろにはシャンパングラスが冷やされております。ミネラルウォーターは前述した通り「ティナント・スティル・ウォーター」ですが、冷蔵庫外にも1.5リットルサイズが置かれています。


加湿器

お部屋にインテリアにあった円柱型の加湿器です。とくにメーカー等は調べていません。


CDプレイヤー

CDプレイヤーは音質に定評がある「BOSE」社製でCDが何枚か客室に置かれています。「ウィズザスタイル福岡」ではオリジナルのCDがあるそうで、販売も行っている様です。


ナイトシャツ

ナイトシャツは着心地が良く、肌触りも良かったです。タオルと共にバスケットに入ってました。


スリッパ

スリッパは巾着に入っており、タオル地の履き心地が良いスリッパです。スリッパには特にロゴは入っていません。


キー

キーはオレンジ色でとてもシンプルでした。客室やペントハウスがある3階や4階へ行くためには、部屋のキーをエレベーターの操作盤に差し込んだ後、階数操作をしなければなりません。


 

テラス

全室テラス付ですが、右の写真のように隣の客室との隔たりは植木のみで自由に往来することが出来きます。テラスでルームサービスを頼むときはスタッフが客室に入ることなく届ける事が可能になっていますが、ちょっと落ち着かない気分です。


景色

博多駅近くにあるホテルなので、周りはマンションやビルが多いです。ホテル内はリゾート感を味わえますが、景色はちょっと現実的ですね。


憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。

「ウィズ・ザ・スタイル福岡」の宿泊プラン・空室検索、ご予約はこちら

 

ウィズザスタイル福岡のトップページはこちら