ザ・リッツカールトン大阪

− スーペリア・ダブル 宿泊記 (2003年12月宿泊) −

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リーガロイヤル・ザ・プレジデンシャルタワーズのラウンジを出発したEVA-CHIN。時間を見れば既に14時を回り、次の宿泊ホテルとなるリッツカールトン大阪では、チェックインが可能な時間を迎えていたのであります。本日はお天気もよくて、しかも日曜日。そう言えば以前日曜日に送迎バスを利用して大阪駅へ出ようとした時、大阪駅周辺の渋滞でなかなか到着できなかった事を思い出したのでありました。コンシェルジュはEVA-CHINのバックを持ちながら一緒にロビーに立ち、送迎バス乗り場までお見送りをする姿勢ではありましたが、EVA-CHINはロビーで荷物を引き取ってメインエントランスから出発することにしたのであります。と申しましても、タクシーを利用すると言う訳ではなく、行きと同じく徒歩での出発を選んだのでございました。時間が最も正確で気兼ねすることも無い徒歩での移動はEVA-CHINの大好きな移動手段であり、最終手段でもあるのです。今回はホテルの出発時間がかなり遅かった事もあって、特に観光も寄り道もすることもなく、次の宿泊先であるリッツカールトン大阪へ向かうことにしました。リーガとリッツの位置関係は、JR大阪駅の手前にリッツがある形になっているのでテケテケと歩いてもあまり時間を要さないのであります。EVA-CHINはリーガロイヤルを出発し心地よい陽の光を浴びながらテケテケと歩き出し、段々と大きく見えてくるリッツカールトン大阪の優美な建物を見ながら、次第に胸が高揚していったのでありました。

EVA-CHIN  : 「でも・・・ここから入る勇気は無くなっちゃったな。」

ちなみに「ここ」とはメインエントランスへと続く歩道であります。今回は大阪駅ではなくリーガからのアプローチなので、一番手前にあるエントランスこそメインエントランスなのでありましたが、徒歩となるとなかなか緊張するものでEVA-CHINには敷居が高く感じてしまうのであります。メインエントランスから入るのはやっぱり車で乗り付ける方が格好良く、今回も今まで通りLANVIN横のエントランスから中に入るEVA-CHINなのでありました。


リッツへのアプローチ

徒歩ならこのアプローチを通って、メインエントランスから入るのも素敵ですね。未だにEVA-CHINは足を踏み入れた事はありませんが・・・


重厚な扉を自ら開き、EVA-CHINはリッツ特有の高貴な空気を楽しみながらロビーへと進んだのであります。日曜日の昼下がり、リッツのロビーには沢山のゲストがホテル内を歩き回っておりました。特にロビーにあるクリスマスツリーは有名らしく、家族連れやカップルが全く尽きることなく記念撮影をしていたのであります。この雰囲気を読みとると、実際に宿泊やレストランを利用されている方は少なそうで、チョイとフロントの様子を見てみれば若干の列があるだけでございました。ただ列があることは間違いなく少し待たされそうな雰囲気も感じられたので、EVA-CHINはもう少しロビーでプラプラしながら時間調整をしてみると、フロントではすぐに順番待ちの列が解消し、直ぐにでもチェックインが出来そうな感じになっていたのでありました。

ベル     : 「お荷物をお持ちいたしましょうか?」

EVA-CHINがフロントの近くへ寄ると、ベルが声をかけてきました。EVA-CHINはバックをベルに預け、フロントにチェックインをお願いすることにします。

EVA-CHIN   : 「EVA-CHINと申しますが・・・」

EVA-CHINの対応をして頂いたフロントの方は女性でございました。フロントの女性はテケテケと入力をしながら予約情報を確認すると、レジストレーションカードを差し出してきます。

フロント   : 「内容が宜しければサインをお願い致します。」

EVA-CHINはレジストレーションカードを一通り確認した後、サインを行ってフロントに戻します。

フロント   : 「ありがとうございます。いつもお仕事でのご利用でしょうか?」

EVA-CHIN : 「いえいえ、いつもプライベートですが・・・・」

2〜3ヶ月に一度、ほぼ定期的にリッツへ訪れていつもシングルユースする訳ですから、仕事と間違われても確かに可笑しくはないですよね。

フロント   : 「お部屋はスーペリアの禁煙をご用意しております。」

フロントがお部屋の鍵を握りしめた瞬間、EVA-CHINはいつもの様にその数字を読みとったのであります。今回のお部屋番号は「3207」、一般フロアの中では一番の高層階でありました。そう言えば前回の宿泊の時、高層階希望の旨を履歴に残して頂けるとベルガールが言っていたので、その効果が早速現れたのかも知れません。

フロント   : 「それでは、お部屋へご案内致します。」

フロントはベルにキーを渡して、お部屋の案内へと移ったのでありました。

ベルと一緒にエレベータホールへと向かうEVA-CHIN。相変わらずクリスマスツリーの回りには沢山のお客様がおり、記念撮影をしております。ご存じの通りリッツのロビーは薄暗く、どのカメラもフラッシュが光ります。でもフラッシュを使って撮影された写真は自然の光が失われるので一体どの様な写真が出来上がるのでしょうか。恐らく自分の目で見た光景と出来上がりの写真とは大きな開きが出来て、思い通りの結果が得られないような気がするのですが・・・。ロビーを通り過ぎてスプレンディードの前近辺に入ると、前方からきたベルガールとすれ違ったのでありました。

ベルガール : 「お帰りなさいませ。」

おや!?「いらっしゃいませ」ではなくて「お帰りなさいませ」ですね。そう言えばベルガールの雰囲気が、前回お部屋に案内をして頂いたベルガールの様な気がしてきました。今回で十数回目のリッツではありますが、EVA-CHINはお部屋の案内以外にベルやベルガールと接する機会はなく、顔を覚えてくれるベルガールがいてくれた事は大変な喜びでもありますね。

EVA-CHINとベルはエレベータホールへと移動し、直ぐにドアが開いたエレベータに乗り込んだのであります。

ベル      : 「EVA-CHIN様、いつもフィットネスやプールをご利用されますでしょうか?」

EVA-CHIN  : 「いいえ、恥ずかしい話、まだ一度も利用したことがないのですが・・・」

ベル      : 「実は本日、客室が9割程埋まっておりまして・・・・」

9割ですか!?土曜日でも祝日前日でもないのに9割とはかなり稼働率が高いですね。

ベル      : 「少し混むかも知れませんが、宜しければ是非ご利用下さい。」

・・と言われながら、EVA-CHINとベルは32階の客室に到着したのでありました。

ベルにドアを開けて貰い、客室へと入るEVA-CHIN。今回は生駒山脈がよく見える32階の東側のお部屋で、角が若干欠けたタイプのお部屋でありました。東側は国道2号線が一直線に伸びる景色を楽しめ、特に夜景が綺麗な方向でもあります。EVA-CHINが今回宿泊する階は32階、この上は当たり前の33階。たった1階の差ではありますが32階と33階の間には大きな壁があるのです。リッツカールトン大阪の33階〜35階は皆様ご存じのクラブフロアで、サービスは勿論の事客室のグレードにも差があります。前回クラブフロアの利用から少し久しいEVA-CHINはクラブフロアに恋しいのですが、なかなか泊まれない憧れのフロアなのであります。

ベル      : 「オレンジジュースをお持ちして宜しいですか?」

EVA-CHINがベルにお願いすると、ベルはウェルカムドリンクを取りにお部屋からいったん下がりました。久しぶりの景色を堪能しながらソファテーブルを見ると、今回のウェルカムアメニティはフルーツであることに気付いたのであります。個人的には前回出されたチョコレートが一番好きなのですが、好意で出して頂けている事もあり何も言えません。しかも今回のフルーツはバナナと柿。バナナは特に問題はないものの、不器用なEVA-CHINに柿はちょっときついですね。以前リンゴを出された時もリンゴと格闘する事になり、結局「痛快丸かじり」という荒技を出したこともあるのですから。柿にはその必殺技も使えないですものね。

ピンポーン

どうやらベルが戻ってきたようです。扉を開けるとオレンジジュースを持った先程のベルが立っておりました。ベルはデスクに上にジュースとおしぼりを置いて、お部屋から下がったのでありました。

※写真とコメントは過去の宿泊記を引用しているものがあります

ベッドルーム

今回宿泊したのは東側(生駒側)のスーペリアです。ヒルトン大阪が左手に見えますが大きな建物はあまりなく、夜景が綺麗な方向だと思います。


ベッド・サイドデスク

EVA-CHINの経験上では全て同じタイプです。ボタンも大きくて分かりやすく、レースカーテンと遮光カーテンの開け閉めが、独立して操作できるのは嬉しいですね。


ソファ

オットマン(足乗せ)付きのソファの座り心地は実に素晴らしく、とてもリラックスできます。ソファテーブルにはウェルカムアメニティのフルーツが置かれておりました。


ライティング・デスク

ヨーロピアンクラシックの重厚なライティングデスクでレター類やソーイングセット、ホテルの案内等情報が沢山つまっております。尚、一般フロアではFAXは置いてありません。


テレビ

テレビはチャンネル数が豊富なワイドテレビが、これまた上品な家具に収まっています。クラブフロアやスイートと異なる点は、CDプレーヤーが置いてありません。


ミニバー

ミニバーは共通です。標準としている缶ビール(350ml)1本の値段は850円で、国産4種、海外(ハイネケン)1種があります。ちなみに最高値はシャンパンの7000円になります。今回は特にリクエストをしておりませんが、お茶セットが何故かクラブフロア仕様の紅茶になっておりました。すべてティーパックですが、ダージリン、ピーチ、イングリッシュ・ブレックファーストの3種があり、スティック状のお砂糖が高級感を一層漂わせております。


ウエルカム・アメニティ

今回は柿とバナナでした。EVA-CHIN的には前回のチョコレートが一番嬉しいです


パジャマ

とてもゆったりとしていて、リッツロゴが素敵なパジャマです。尚、リッツには色々な宿泊プランがありますが、プランによってはパジャマをプレゼントしてくれるものもありました。(今もあるのかな?)


スリッパ

やっぱりタオル地のスリッパは良いですね〜。ブライトンみたいにスリッパへロゴを入れてくれると、持ち帰っちゃうんだけどなぁ。


鍵はカードキーではありませんが、お洒落なリッツロゴのキーホルダーが付いた特殊な鍵です。


景色

景色は生駒側で夜景が特に素敵です。真っ直ぐ延びる道路は国道2号線で交通量が終日多く、そのお陰で綺麗な明かりが一直線に伸びております。階数によっては大阪城も遠くに見ることが出来、その近辺ではホテルニューオータニ大阪も見ることができます。写真の右端部分は北新地と呼ばれるエリアで、関東で例えるなら夜の銀座と言う感じでしょうか。関西では「高い」というイメージはあるそうです。


憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。

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