パークハイアット東京  宿泊記 

− パークルーム (特殊・ハンディキャップ 宿泊2003.02 ) − 

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皆様はご存じでは無いこととは思いますが、実はEVA-CHINの誕生日は2月8日なのであります。「だから?」と言われてしまったら返す言葉が何も無いのではありますが、取りあえず特別な月と思って頂けると幸いなのです。2月8日付近の日曜日になると決まって「笑点」では三遊亭楽太郎師匠と座布団運びの山田君の挨拶で誕生日ネタを行う正にその日、EVA-CHINは以前からの憧れである「パークハイアット東京」にお泊まりすることにしてみました。もちろん相変わらずのシングルユース、完全な「HAPPY BIRTHDAY TO ME」であります。今回利用してみたプランは、一休.comで紹介されていた「シティエスケープ」というプラン。同プランはパークハイアット東京でも紹介されているプランと全く同じで、インターネット予約の便利さからEVA-CHINは一休..com経由で予約を行うこととしました。それにしても正直に申し上げて本当にお高いですねー。これが2人で利用するなら一人あたりのお値段は妥当な金額となるのですが、先日の「フォーシーズンズ丸の内東京」を含めて2003年のEVA-CHINは最初から飛ばしている感じであります。(笑)

さて宿泊日当日。EVA-CHINは都営新宿線に乗って新宿駅まで出てきました。都営新宿線は地下鉄では珍しく急行運転を行う地下鉄で千葉県からは割と便利な路線なのであります。ただ欠点なのはEVA-CHINが新宿にあまりにも不慣れという点。何せ過去に新宿を利用したのは新宿伊勢丹や紀伊国屋書店程度で都庁付近の高層ビル群はほとんど行った事が無いのです。一応家を出る前に地図を頭の中に叩き込んで予習をしたのですが、優れた忘却力を持つEVA-CHINにはいささか不安が有ることは言うまでもありません。取りあえずEVA-CHINは都営(京王)新宿駅を降りて改札口を出た後、地下道を出来るだけ利用してパークハイアット東京を目指すことにしたのであります。高層ビル周辺は都庁を中心にして地下道が張り巡らせており、EVA-CHINの計算上では途中で地上に出ればすぐにパークハイアット東京に辿り着けると思ったのであります。しかしそこには都会に不慣れな者の恐るべき罠が待っていたのでありました。

地上に出たEVA-CHIN。天候は雨は降っていないもののちょっと薄曇りでありました。周辺を見渡すとさすが摩天楼と呼ばれる由縁の近代的な景色が飛び込んできます。「すごーい」と思いつつ周りを見渡してみると・・・・

EVA-CHIN   : 「はて・・・・・?」

実はどちらが東西南北か分からないのでありました。パークハイアット東京が入る新宿パークタワーは実に優美なビルなので一目で分かるものだと思っていたのであります。しかし現実は近くにあるビルに遮られ予想以上に視界が利かないのでありました。

EVA-CHIN  : 「適当に歩けば見えてくるでしょ」

相変わらずのアバウトな見解、頼りにならないEVA-CHINの動物的直感からEVA-CHINは適当に歩き始めました。しかし今回は運良く甲州街道を初台方向に歩いていた様で、すぐにパークハイアット東京が視界に入ります。目で認識すればこっちのものとEVA-CHINはビルの入口へと向かったのでありました。しかし、ここでまた「??」の世界が広がっておりました。

EVA-CHIN : 「ありゃりゃ?」

目の前に有るのはバスのロータリー、そしてビルの入口、さらには地下レストランへと続く階段、どう見てもホテルの入口がないのであります。ビルは間違っては無いはず・・・・と思いつつEVA-CHINは一つの結論に達しました。

EVA-CHIN  : 「そうか、反対側か!」  ← 当たり前

とEVA-CHINは何故かビルの中を通らずビルの外周を回って反対側に出たのであります。しかし目の前に広がるのは先ほどのビルの入口の反対側でホテルの入口が全く目に入らないのであります。

EVA-CHIN  : 「おや〜?」

何故?何故なの?全く不慣れって本当に困ったものです。目の前にある東京都庁を見ながら暫く考え込むEVA-CHINなのでありました。すると目の前に上へと上がるスロープの横面が目に入ります。さらには階段が・・・・。しかも階段からは人の往来が激しく、一体何だろうと思いつつEVA-CHINは上ってみたのでありました。するとそこにはパークハイアット東京のエントランスが広がっているではありませんか!ホテルに入るために何故こんなに苦労するのでしょうか。それは簡単です。EVA-CHINはあちらこちらにある看板や標識をほとんど見ないチャレンジャーだったからであります(笑)。

色々有りながらも無事に到着したEVA-CHINは早速エントランスを入ることにしました。それにしてもさすがは日曜日ですね。エントランスの往来は激しく、常に人の出入りがある感じであります。そして一歩足を踏み込んでみると落ち着いた空間が広がり、更に奥にはエレベータホールがありました。人の流れを見ればすぐにロビー等はこの階ではなく上の階に有ることが分かり、そのままEVA-CHINは人の流れに流されながらエレベータに乗り41階へ向かいます。エレベータは高速なのですぐに41階に到着するとドアが開き始め、目映い光が目に飛び込んできたのでありました。目の前に広がっていた景色、そこはとても明るい空間と壮大な景色を楽しめるラウンジでありました。ここは「ピークラウンジ」と呼ばれる英国式のアフタヌーンティを楽しめるラウンジで、天井までの吹き抜けと全面ガラスという開放感、中央には樹木などの緑もあって都市的な眺望と落ち着ける空間が実にマッチしたラウンジなのでありました。しかし今回EVA-CHINが探すべきものはラウンジではなくフロントであります。キョトキョトしながら周りを見渡してみると、奥へと続く回廊が目に入ったのであります。そこを進んでみると「ジランドール」と言うレストランが左手に広がっておりました。高い天井には白黒の写真が所狭しと飾られておりとてもお洒落な空間です。更に奥へと続く回廊があるので進んでみると、そこには雑誌で何度もみた有名なライブラリーの回廊へと続いていたのでありました。

EVA-CHIN   : 「何が入っているのだろう・・・」

ライブラリーの本を見てみるEVA-CHIN。実際はガラス戸の中に入っていたので手に取る事は出来ませんでしたが、EVA-CHINの日常生活には無縁な本ばかりでありました。やはりホテルというのは雰囲気と合わせて美術書を中心に置くようです。これは後で聞いた話なのですが、この本は宿泊者に貸し出すことが出来るようになっているようです。しかも各本の収められる場所は全て決まっているようでして、見事なオブジェとしての機能も持っているようでした。ライブラリーを越えるとレセプションデスクが目に付きます。どうやら宿泊者はここでチェックインを行うようです。EVA-CHINは適当にコンシェルジュへ声を掛けてみてチェックインをお願いする事にしたのであります。それにしても奥へ行けば行くほど外来客が減っていく有様は、エントランス近くにフロントがあるホテルとは全く趣が違うのであります。あれほどワサワサしていたエントランスが信じられない感じです。

いよいよチェックインです。レセプションのデスクは複数あり同時に何組かのチェックインをこなすことが出来るようになっております。とても大きなレセプションデスクにチェアーがあり、実際は座ってゆったりしながらチェックインが出来るようになっておりました。言い換えればレセプションデスクが大きすぎて、コンシェルジュとの距離が遠いような感じも受けますが・・・・

EVA-CHIN   : 「EVA-CHINと申しますが・・・ 」  ← くどいようですが実際は実名です。

EVA-CHINが名前を告げるとコンシェルジュはパソコンをテケテケしながら情報の引き出しました。ここで宿泊数等を確認しレジストレーションカードに名前と住所と電話番号を記入します。

コンシェルジュ : 「ご希望の新聞はございますでしょうか?」

ちなみに新聞のリクエストを聞かれた場合、EVA-CHINは読売新聞にしています。誤っても見栄を張って「日本経済新聞!」とは言いません(笑)。その後翌朝の出発時間、スパの案内等が行われ着々とチェックイン作業は進んでいきました。

コンシェルジュ : 「明日のご朝食なんですが、和食とアメリカンブレックファーストとどちらに致しますか?」

今回のプランは朝食付きです。この時点で朝食の好みを聞かれるとは思いませんでしたが、和食には数が限りが有るとのことでした。しかし妙だな?プランの内容によると、「ルームサービス、又はヨーロピアンレストラン「ジランドール」での朝食もしくは昼食」と書いてあったのに、ほぼ誘導的にルームサービスへ流されているような気がします。圧倒的にルームサービスを希望する人が多いからかな?この後ホテルの案内は色々と続いていきましたが無事にチェックイン作業は終了しお部屋への案内となりました。

お部屋の案内はチェックイン作業を担当したコンシェルジュがそのまま引き継いで行われました。EVA-CHINのバックを持ったコンシェルジュはすぐ横にあるエレベータへと案内し乗り込みます。

コンシェルジュ : 「よくホテルへお泊まりになられるのですか?」

東京にあるホテル、千葉県に住むEVA-CHIN。これは当然の質問でしょう。近くのホテルにわざわざ泊まりに行く人は、一般世間的に考えればホテル好き以外何者でもありません。(笑)

コンシェルジュ : 「海外はよく行かれれるのですか?」

自慢では有りませんが、EVA-CHINは今現在パスポートは持ってませーん。とっくに期限が切れています。(笑)

コンシェルジュ : 「パソコンはお使いになりますか?」

コンシェルジュの話によると49階にビジネスセンターが有るようで無料とのことでした。ただ宿泊した当日は工事中の為、本来あるビジネスセンターではなく会議室を利用しているようです。その後非常口への説明となりましたが、ハイクラスのホテルはさすがにゲストからの情報の引出をよく行う感じです。

さてEVA-CHINが宿泊するのは42階、コンシェルジュが部屋のドアを開け早速中に入ります。部屋に入った第一印象は・・・!?

EVA-CHIN      : (何かイメージとは随分違うな・・・)

正直言えばこんな感じでした。視界は今一歩開けて無く、ベッドルーム、バスルーム共に写真でよく見る形とは違います。コンシェルジュは窓にあるブラインドを開けてくれました。

コンシェルジュ : 「景色は新宿方向になります。」

どちらの方向か人気があるかEVA-CHINはわかりませんが、エンパイアステートビルのようなNTTビルが目に入りました。しかし案内されたこのお部屋はビルの構造上引っ込んだ所にあり、両サイド壁が突き出ているため景色はすこぶる悪いようです。後でカメラを外に向けてみたのですが、スタンダートな倍率だとサイドにある壁のどちらかがファインダーに入ってしまいとても視野が狭く感じます。さらにこの景色の不利なお部屋は各フロアに1部屋しか無い特殊な存在でもあるようです。その後、コンシェルジュは「LD」の説明に移っていきました。「DVD」が主流となった今、「LD」を提供するホテルも貴重な存在かも知れません。

コンシェルジュ : 「ターンダウンの際にお部屋に入っても宜しいですか?」

おそらくターンダウンの際はお部屋にいないと思うのでお願いすることにします。

コンシェルジュ : 「何かお困りの事はありますでしょうか?」

一通りの案内が終わると、コンシェルジュは部屋を下がっていきました。

さて、お部屋を再度見回してみるEVA-CHIN。プランでは「パークルーム」と言うことなのですが、宿泊経験が無いので比較のしようが無く何とも言えません。しかし明らかに特殊な構造のお部屋と言うことは間違い無いようです。調度品に関してはパークルームに準じている感じですが、部屋構成がどちらかというとゲストルームに近い感じ。ルームチェンジは即座に対応すると聞く「パークハイアット東京」。どうしようかな〜。


ベッドルーム

ゲストルームで約45平米、パークルームで平均55平米あるパークハイアット東京のお部屋はどのお部屋でも広いのが特徴で、客室は全て42階以上、眺望も素晴らしいです。調度品はハイアットの特徴が出たシャープで洗練されたデザイン、基本的に黒を基調としているようです。


ベッド

EVA-CHINの好きな純白なベッドは、肌触りの良いエジプト綿100%のシーツ。ちなみにベッドカバーはなく、純白なのでライトを当てるととても目映く見えます。幅もワイドで寝心地感ももちろん最高クラス。何でもデュベスタイルと言うそうです。


ナイトテーブル

とてもスタイリッシュなベッドスタンド、操作盤がシンプルのため、この後思わぬ落とし穴が・・・。

ちなみに、エアコン、遮光カーテンの開閉、ルームライト、読書灯、スタンドの操作が可能。時計はアナログ方式の小型置き時計でした。


   

ソファ

ソファはオットマン(足載せ)付きのくつろぎ感たっぷりのソファ。夜景を眺めるのに最適です。ソファテーブルをよく見ると、面白いことに楽器を弾くオブジェになっておりました。テーブルに載っているのはホテルからのアメニティの一つ。この後、ご紹介します。


ライティングデスク

デザインはとてもシンプルなライティングデスクですが、その分とても使いやすいデスクです。特徴はこれと言って無いかも。


テレビ

テレビは比較的古いタイプで94年製でしたが、調度品と同化した色でとてもスタイリッシュに見えます。テレビの下にはLD(レーザーデスク)とFAX、お茶セット、難しい本(笑)が置かれておりました。ちなみにLDソフトは貸出も行われております。


  

ミニバー

テレビの横にはミニバーがあります。ちなみにEVA-CHINが基準にしている缶ビール(350ml)1缶のお値段は700円。国産4種と海外2種がありました。ポイントはコーヒーでレギュラータイプと本格的。紅茶はイングリッシュブレックファーストが置かれており、煎茶も用意されております。最高値はシャンパンの4200円。予想外にリーズナブルでした。


スリッパ

スリッパはEVA-CHINの大好きなタオル地スリッパです。厚手で履き心地は満点です。


キー

キーは予想外にシリンダータイプでした。EVA-CHIN的にはカードキーの方が手軽で好きです。


アメニティ

EVA-CHINが宿泊した2月のアメニティは「チョコマサ」。刀の様なネーミングですが「ペストリーブティック」で1600円(?)で販売されているようです。口コミで広がった人気商品で、濃厚なチョコのケーキという感じでしょうか。


景色

宿泊した部屋の景色は新宿駅方向、前に見える特徴的なビルがNTTでその後ろに広がるのが新宿御苑。今回は建物の構造上景色には恵まれず、視野がとても狭いのが特徴的でした。


ちなみにココです(避難経路図)

オレンジ色に塗られた場所が今回宿泊したお部屋。見たとおり両サイドに別のお部屋が飛び出して、景色をふさぐ形になっています。ちなみにお部屋の部屋番号末尾は「31」。参考にしてみて下さいね。


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