ホテルニューオータニ大阪

− ジュニア・スイート 宿泊記 (2003年12月宿泊) −

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EVA-CHIN   : 「なんて事だ!! ( Oh my GOD !! ← 英訳、いらないって?(笑)) 」

EVA-CHINはJR東海ツアーズのサイトを見て叫んだのであります。以前掲示板にご投稿を頂き薄々感じてはいたのですが、現実に目にしてしまうと大変残念なのでありました。EVA-CHINが愛用していた「京の遊々きっぷ・こだまグリーンプラン(往復2万円)」が10月1日の新幹線品川駅オープン・ダイヤ改正と共に大幅に変更されて消滅、利用できなくなったのであります。しかし新幹線で行く旅は諦め切れず、今後EVA-CHINの主要切符になりそうな「ぷらっとこだま」に変更して、東京駅で切符を購入したのでありました。「ぷらっとこだま」は普通車指定席とグリーン車の2種類があり、グリーン車を利用しても新大阪まで片道14000円(普通車指定席なら1万円)、更にビールを含むワンドリンクが引き替え可能なお得な商品ですが、切符扱いではない為自動改札機が使えず、購入も些か面倒なのが欠点と感じる部分でありましょうか。

さて宿泊当日、EVA-CHINを乗せた「こだま413号」は新大阪駅に定刻通り到着いたしました。普段新幹線を利用する時は京都駅で乗り降りをしていたので京都〜新大阪駅間は実に新鮮だったのであります。新大阪駅からは京都線で1駅移動して大阪駅へ、更に大阪環状線に乗り換えてホテルニューオータニ大阪の最寄り駅である大阪城公園駅を目指します。途中桜ノ宮駅近辺では帝国ホテル大阪を眺めることが出来、最近梅田近辺のホテルに宿泊する傾向があるEVA-CHINではありますが、たまには雰囲気の異なるホテルに宿泊するのも良いものだなと思ったのでありました。京橋駅を過ぎれば次は大阪城公園駅。一瞬、ホテルニューオータニ大阪の建物を見ることが出来、この時点でEVA-CHINは順光でホテル全体が写せる場所を探し始めます。その点は普通のゲストとは異なる悲しき習性なのでありましょうか。大阪城公園駅は対向式の2面2線を持つ小さな駅ではありましたが、後方には大阪環状線の車庫を控えており鉄道的には面白い所であります。改札を通れば正に大阪城公園でして、公園内をプラプラと歩きながらホテルへと向かったのでした。運が良かったのか宿泊する日は大阪城ホール等で特に大きな催し物は無く、とっても静かなのであります。時折、水上バスを案内する放送が園内に響き渡り、親子連れやカップルが集うホノボノとした光景を目にするのでありました。大阪城新橋からホテル全景を撮影した後、ホテルに沿って歩きながらメインエントランスを探し始めます。すると目の前に大型バスが止まったロータリーを見つけました。ここがエントランスかと思い近づいてみると、何と「団体専用」と書かれておりました。この時点でホテルニューオータニ大阪は大きなロビーを持つホテルだと実感させてくれます。ホテルニューオータニ大阪のメインエントランスは、となりに並ぶ住友生命OBPプラザビル側にあり存在はとても地味なのですが、宴会用の2階エントランスとメインの1階エントランスが設けられております。今回は運良く利用者が少ない日でありましたが、周囲にイベントがあって活気がある日には人数も多くなりそうな雰囲気なのでありました。

EVA-CHINは早速メインエントランスからロビーへと入りました。ドアを潜ると吹き抜けの大きなロビーを目にすることが出来ます。中央にはラウンジを設けられており、始め広すぎてレセプションを探すのにキョトキョトしてしまいましたが、向かって左側にレセプションらしきカウンターを目にしたのでEVA-CHINは足を向けたのであります。

ベルガール  : 「ご宿泊でしょうか?」

早速ベルガールがEVA-CHINに声を掛けて参りました。服装や大きな荷物が正に見え見えの行動なのでしょうか。

EVA-CHIN     : 「はい、宿泊です。」

EVA-CHINが宿泊の旨を伝えるとベルガールはフロントに案内をしてくれました。そしてフロントの方に名前を告げると、テケテケと情報を確認したのであります。

フロント    : 「EVA-CHIN様、本日より2名様でスイートに御1泊で宜しいでしょうか。」

ここで当サイトの熱心な読者の方なら「あれ!?」と思われたのではないでしょうか。実はEVA-CHIN、今回のプランは一休さんを利用しており、このお部屋を利用するためには2名で申し込まなければならなかったのであります。もちろんEVA-CHINは今回も1人でありまして、架空なお連れ様がいると言う前提なのでありました。つまり早い話が2人分の宿泊費を払って一人で泊まるという、お馬鹿なゲストなのであります。

フロント    : 「こちらにご記入をお願いいたします。」

フロントが差し出したのはレジストレーションカードでありました。ニューオータニ大阪さんは初めての利用なので、名前、住所。電話番号などを全て記入していきます。

EVA-CHIN     : 「ありゃ!?」

ここでEVA-CHIN、周囲を見渡してしまいました。荷物の置き所に迷ったのであります。近くのゲストには「お荷物をお持ちしましょうか?」と声が掛かっているのにEVA-CHINには残念ながら無かった為、今まで荷物を持って対応しておりました。しかしながら荷物台も近くに見つからず、そのまま床に下ろしたのでありました。そしてレジカードを記入してフロントにカードを戻します。

フロント    : 「恐れ入りますが、都道府県はどちらでしょうか?」

おほほー、EVA-CHINの住む市はメジャーでは無かったのですね。同じ県内でも知らない人がいるので仕方が無いことではありますが・・・

フロント    : 「お支払い方法は如何致しますか?」

既にEVA-CHINはカードを手に取っております(笑)。EVA-CHINはカードを渡してコピーしてもらいました。

フロント    ; 「ご朝食ですが・・・・・ 」

ここからこのプランの説明が始まりました。プランは朝食付きなので朝食券が付いておりますがコンチネンタルになるので、プラス500円でアメリカンビッフェに変更が可能とのことでした。さらに今回はジュニアスイートでの宿泊のためエグゼクティブフロアの特典が付くとのことで説明を受けましたが、お話を聞いていると特にラウンジは設けていないようなのでありました。ちなみにエグゼクティブフロアとスイートには次のサービスが盛り込まれております。

1.ウェルカムドリンク (9種類のコーヒー又はハーブティからお好みのものがサービスされます。)

コーヒー  : トイースティッドココナッツ ・ タイモカ ・ マウイモカマカデミア ・ カウアイナパリバニラ

ハーブティ  :  アップル&シナモンツイスト ・ オーガニックカモシール ・ ストロベリ&バニラ ・ ピーチパラダイス

         ブラックカラントブレイサー 

2.ランドリー特別サービス (有料)

3.モーニングコーヒーサービス  : コーヒー ・ 紅茶 ・ カフェオレ ・ ミルク

4.シューシャインサービス

5.ターンダウンサービス

6.コピーファックスサービス (有料)

 

フロント   : 「それでは、お部屋にご案内致します。」

説明が全て終わるとベルガールにバトンタッチし、いよいよお部屋へのご案内となりました。

ベルガールに荷物預け、お部屋に案内をしてもらうEVA-CHIN。明日の朝食となるアゼリアの位置を確認しながら、エレベーターホールへと歩いていきました。

EVA-CHIN   : 「大阪駅までの送迎バスは無いのでしょうか?」

ベルガール  :  「伊丹空港や関西空港はあるのですが・・・」

ニューオータニ大阪から大阪駅までの送迎バスは無いようなのであります。確かに各駅から徒歩圏内なので近いのでありますが、主要駅までのアクセス方法は若干不便さが隠し切れません。特に雨の日の場合、あまり傘を利用したくは無いですよね。ちなみに大阪駅までの距離は4.5キロ程あるみたいですが、皆様はタクシーを利用されるのでしょうか?

EVA-CHIN    : 「東京では雨だったのですが、こちらは晴れているのですね。」

宿泊当日となったこの日、東京駅から静岡駅近辺まで雨に降られたのであります。大阪に着いて雨だったらどうしようかと悩んでいたのですが、悩む余地もない程の晴れていたのでした。

ベルガール : 「大阪では朝から晴れておりました。今夜から降水確率が少し上がるようですが・・・」

もしかしたら明日の出発時は雨かも知れませんね。尚更駅までのアクセス方法を考えなければ行けないかな。

ベルガールと話しているとエレベーターは本日の宿泊階となる12階に到着しました。ニューオータニ大阪では12階と15階が禁煙フロアに設定されているみたいです。お部屋はエレベーターホールの直ぐ近くで非常階段の位置を確認した後、いよいよお部屋との対面となりました。

今夜宿泊するジュニアスイートはリビングルームとベッドルームと別れたタイプになっており、広さ60平米の大阪城公園側であります。窓の外には大阪城が見事な位置に建っており、都市に居ながらなかなかの緑豊かな景色が広がっておりました。

ベルガール : 「ベッドルームに失礼して、お荷物をこちらに置かせて頂きます。」

ベルガールはベッドルームの奥にある荷物台にEVA-CHINのバックを置きに行きました。

ベルガール : 「お部屋のご説明はご入り用ですか?」

以前は省くことが多かったですが、最近はお願いすることが多くなったEVA-CHIN。今回もお願いしてみることにしてみました。

まず最初は非常出口の操作方法。窓の一部は非常出口も兼ねており、窓の外側にも避難通路のスペースが取られています。この窓ガラスは半開きをすることも出来、換気の機能も十分果たしているのであります。

ベルガール : 「ただ全開にしてしまいますと、センサーが反応してしまいますのでご注意下さい。」

たまにあるのですかね。全開にしてしまってセンサーが反応しちゃったことが。(笑)

ベルガール : 「後、夕刻にお休みの準備に参りますので・・・」

さすがはジュニアスイート、ターンダウンがあるようですね。

ベルガール : 「ウェルカムドリンクをご用意致しますが、お連れ様の分もお伺い致しましょうか?」

あらま!でも今更「一人なんです」何て言えないなー。(笑)

EVA-CHIN  : 「後でエグゼクティブフロアのアテンダントにお願いしますから、今は結構です。」

ちなみにウェルカムドリンクを頼み辛かったのは言うまでもありません。

ベルガール : 「鍵は入口のここに置きますと電源が入るようになっておりますので、ご注意下さい。」

と言うことは、鍵を取ると電源が落ちてしまうのですね。普段は何も問題はありませんが、電池の充電も部屋を外してしまうと切れちゃうのかな?そしてベルガールはお部屋を下がったのでありました。

ベルガールが下がり、お部屋をもう一度よく見てみます。ベッドルーム、リビングルーム共に質感がとても良く、窓の景色も大阪城の天守閣を正面にしてなかなかのものでした。リビングルームとベッドルームの広さはほぼ同じ・・・と言うより全く同じ?ドアに掛かる避難経路図を見てみると実によく分かるのであります。このジュニアスイートはもともとジュニアスイートとして作られた訳では無いようでありまして、従来あったゲストルームの壁を取り外し、不必要な所には壁を埋め込んで作られた改造タイプでありました。なので同お部屋のリビングとベッドルームのハードはそれぞれ独立して機能している様であります。ベッドルーム側のバスルームは改造され質感は少し上がりましたが、建物の構造上バスルームを広くすることは出来ず従来の広さのままで正直申しまして狭いという印象であります。更にリビング側にあったバスルームはバスタブ側に壁を埋め込んでおりました。こちらのバスルームは化粧台とトイレだけとなりましたが、比較的面影を残しているようでありました。それでも、さすがはジュニアスイートです。バスルームを除けばEVA-CHIN的にも十分なリビングとベッドルームなのでありました。


  

ベッドルーム & リビングルーム

ジュニアスイートの広さは約60平米でリビングルームとベッドルームに別れています。共にお部屋の質感が高く、どちらの窓からも大阪城を眺めることが出来ます。


  

ベッド

ベッドは二つのベッドを並べたハリウッドツインタイプで、左の写真がターンダウン前、右の写真がターンダウン後のベッドになります。ターンダウン後に気付いたのですがベッドのリネンは割とシワが目立っており、若干ラグジュアリー度が落ちちゃったかな!?


ナイトテーブル

ナイトテーブルには、ベッド・ナイト・ルーム・フットの各照明操作、時計・アラームとラジオ操作があります。ラジオはBGM、NHKFM、その他FM2チャンネル、AM、CNNの6チャンネルあり、バスルームのボリュームに連動しております。


ソファ (ベッドルーム)

ソファはオットマン(足乗せ)、クッション付きのゆったりしたソファで窓が大きく、ソファに座ると大阪城がジャストに眺めることができます。


ソファ (リビングルーム)

リビングルームのソファは更にゆったりしており、スイートならでは本格タイプです。


ライティングデスク (リビングルーム)

黒い光沢の落ち着いた雰囲気を持つライティングデスクは、ホテル情報の宝庫であります。デスクにはLANケーブルと差込口が用意され、設備もしっかりサポートされております。


テレビ & ビデオ

左上のテレビはリビングルーム側のテレビで26インチのブラウン管タイプ、下にはビデオデッキが用意されております。右上のテレビはベッドルーム側のテレビで、こちら20型の液晶アクオスでした。チャンネル数は14チャンネルで、この中には中国語とハングル語放送も含まれています。


プレイヤー

CD・MDプレイヤーも用意されております。ソフトの貸出も行っており、貸出リストが用意されております。


ミニバー

ミニバーは少々高めの設定です。EVA-CHINが基準とする缶ビール(350ml)のお値段は700円でエビスビールとスーパードライがあります。最高値はシャンパンで1500円。エグゼクティブフロアとスイートではミネラルウォーターは無料です。カップラーメンが冷蔵庫に入っている所がお茶目ですね。


ドア

ベッドルームとリビングルームの間には扉があり、完全に閉めることができます。


浴衣

ホテルニューオータニ大阪では浴衣でした。しかも「ニューオータニ」のロゴが入っております。


キー

キーは特殊なシリンダータイプ。ホルダー部分に仕掛けがあるらしく、部屋の電気を付けるためには入口にあるホルダーに鍵を置かなければなりません。


ファックス

ライティングデスクの横にはファックスが置いてあります。電話機能もありそうですが、「FAX ONLY」の文字が入っておりました。


スリッパ

スリッパはEVA-CHINの好きなタオル地タイプで「ニューオータニ」のロゴ入りになっております。


景色

景色は人気のキャッスルビュー。正面の大阪城、右手に梅田の街が見えます。左手の景色は少々寂しいですが、環状線の電車区もあって割と楽しめます。大阪城は夜になるとライトアップされるので、夜も素晴らしい景色を楽しめます。


ちなみに・・・

避難経路図は従来のものを使用しておりました。1224号室で泊まっておりますが、右のお部屋の壁に扉を設けて一つのお部屋に改造されております。


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