名古屋マリオットアソシア

− コンシェルジュフロア デラックス・ダブル ( 2003年12月宿泊 ) −

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大阪の難波から近鉄の「アーバンライナーnext」に乗ること約2時間。車窓にはJR東海の名古屋車両区が広がり、間もなく地下に入れば近鉄名古屋駅なのであります。目の前に広がるJR東海の名古屋車両区は気動車検修の中心的な役割を果たす大きな車両区で、架線がほとんどない所が特徴的なのであります。EVA-CHINは「ワイドビュー南紀」や「ひだ」の車両を見ながら列車から降りる準備をしていると、アーバンライナーは間もなく地下にある近鉄名古屋駅に到着したのでありました。近鉄名古屋駅は4面5線を持つ特徴的なホームで、特急用や急行・準急用など目的別に区分けされたホームになっており、EVA-CHINの乗ったアーバンライナーは特急の発着する5番ホームに到着したのでありました。大阪・名古屋間を利用される際は新幹線のご利用が速くて便利かと思われますが、近鉄のアーバンライナーの乗り心地も良く、程良い時間であります。是非、名古屋から大阪又は大阪から名古屋に移動される際に、「近鉄」を選択候補に入れてみては如何なものでしょうか。

さてEVA-CHINは近鉄の地下改札口を出まして、JR方面の出口へと向かいます。別にJRに乗り換えると言う訳ではなく、今回利用する名古屋マリオットアソシアホテルが、駅に隣接するJRセントラルタワーズの中にあるホテルだからであります。JRセントラルタワーズは新幹線とは反対側の桜通口の上に建つ高層ビルでありまして、地上51階を持つオフィス棟と地上53階のホテル棟で構成されております。タワーズには専門店やレストランは勿論の事、高島屋やホテル、オフィス、展望台など様々な施設が入居し、特に今回宿泊する名古屋マリオットアソシアはホテル棟に入る客室数780室を持つ大きなホテルで、20階〜49階に客室が配置されている高層ホテルなのであります。

EVA-CHINが近鉄名古屋駅のJR方面の階段を上がると、何と驚いたことに直ぐマリオットアソシアのエントランスがありました。JRの改札口より、もしかしたら近鉄の改札口の方が近い位置にあるのかも知れません。しかしながらマリオットアソシアはメインロビーが1階ではなく、高層ホテルの特徴とも言うべき構成をしております。まずフロントがあるメインロビーは15階、エントランスのある1階や2階のロビーを抜けてメインロビーへ向かうには、もちろんエレベータを利用しなくてはなりません。ちなみに車寄せのあるメインエントランスは2階に設定されているので、今回EVA-CHINが利用する1階のエントランスは鉄道利用者やバス利用者のエントランスとも言うべき感じでありましょうか。更にメインロビーのある15階にもエントランスがあり、名古屋マリオットアソシアのアプローチ方法には様々な方法があります。EVA-CHINが1階のエントランスからホテルに入ると騒がしい駅コンコースから静かなホテル空間となり、ドア1つでこれ程までに雰囲気が変わるものかと実に不思議に思ったのでした。

EVA-CHIN   :  「ありゃ?」

1階のエントランスに入って直ぐ、EVA-CHINはレストランを目にしたのであります。以前利用した時には全く記憶がない所に、いきなりレストランが現れたのであります。EVA-CHINの記憶では1階も2階も広々としたロビーとソファがある程度だったのですが、いつの間にかにレストランが1階に設置されていたのでした。このレストランの名は「カフェバー・デセナーレ」。とてもカジュアルな感じでほぼ満席の近い利用者がいらっしゃる様でした。エントランス近くの1階に設置されているお店なので、ホテルのレストランやバーの中では比較的利用しやすい環境にありそうな感じであり、ちょっとした待ち合わせに向きそうだなと思いながらEVA-CHINは15階のメインロビーへと続くエレベータホールへと向かったのであります。15階にはホテル内の専用エレベータを利用する他にも、ホテル外側のスカイストリートへのアクセスとなるエレベータ。更にはエスカレータを乗り継いで行く事も可能になっております。ホテル内の専用エレベータはロビー以外には止まる設定はされておりませんので、一番フロントへのアプローチに適しているかも知れません。

15階に到着したEVA-CHIN。専用エレベータはロビー前には到着せず、少し奥に入った所に到着します。その為なのでしょうか、ベルは分岐点に割りと程よく配置されており、EVA-CHINが通った時も他のゲストがベルガールに色々と聞いている姿を目にしました。それにしてもマリオットアソシアは高層階にメインロビーがあるにも関わらず、結構利用者が多いホテルですね。テケテケとメインロビーへと抜けると左手にフロントを目にする事が出来、EVA-CHINはその足でそのままフロントに向かって歩いていきました。

ベルガール   : 「ご宿泊ですか?」

ベルが近づいて参りました。EVA-CHINの格好や荷物を見れば、確かに一目で宿泊客に見える格好であります。ベルガールに荷物を預けフロントに名前を告げると、思った通りの返答が来たのでありました。

フロント     : 「特別階のご予約ですので、36階のラウンジでチェックインをさせて頂きます。」

今回EVA-CHINの宿泊するお部屋は、コンシェルジュフロアのデラックスダブルであります。コンシェルジュフロアは名古屋マリオットアソシアの特別階に設定されたフロアで、様々な特典を受けることが出来るようになっております。ここで簡単に説明させて頂きますと、ラウンジの利用、各種ビジネスサポート、レイトチェックアウト、無料のフィットネス利用、専任コンシェルジュサービスなどがあるようであります。EVA-CHINはベルに引き続き連れられエレベータホールへと向かいました。客室用エレベータは先程利用したロビー間のエレベータとは別に設置されているエレベータで、さすがは高層ホテルだけにゲスト用が8機用意されております。ベルガールに案内され36階のコンシェルジュフロアのレセプションへと向かうのですが、ここでのベルガールとの会話は一切無しでありました。色々なホテルに宿泊を重ねて感じるのですが、EVA-CHINが質の高いサービスを持つホテルと思うホテルのベルは、案内一つにしても会話や情報の引出を積極的に行うのであります。この最初の接し方でホテルへの印象も場合に寄っては大きく左右されるのではないでしょうか。

さて、36階に到着するとコンシェルジュフロアのレセプションが近くにあり、すぐに座ってチェックインへとなりました。ベルからEVA-CHINの名前がコンシェルジュに伝えられますが、フロントからEVA-CHINの情報が流れていないのかな?

まずはレジストレーションカードの記入から始まります。EVA-CHINは一般フロアですが過去2回ほどマリオットアソシアを利用したことがありますが、レジストレーションカードは驚いたことに名前、住所、電話番号などを全て記入していきます。

コンシェルジュ : 「おしぼりをどうぞ」

これは嬉しいサービスですね。チェックインをする際におしぼりを持って来てくれるホテルが多くなったような気がしますが、まだ数的には少なく感じます。EVA-CHINはおしぼりで手を拭きながらレジカードを全て記入しコンシェルジュにカードを戻しました。

コンシェルジュ : 「コンシェルジュフロアのご利用は初めてですか?」

EVA-CHIN   : 「はい、初めてです。」

すると、コンシェルジュはコンシェルジュフロアの特典を説明していきます。やはり話を聞いていると、一番の特徴となるのはコンシェルジュラウンジではないでしょうか。レセプションの直ぐ横にあるのがラウンジの様ですが、EVA-CHINの座っている位置からは奥まで覗き込むことが出来ませんでした。これはセントラルタワーズの構造的な特徴で、外壁が丸い為だと思われます。このラウンジの最大の特徴は営業時間で、何と朝の6時から夜中の0時まで営業しているのであります。一部の時間帯ではセルフサービスとなりますが、ラウンジを0時まで利用できるホテルはアルコール好きの方には嬉しいサービスですよね。比較の為に記載しておきますが、リッツカールトンのクラブフロア・ラウンジは22時、リーガロイヤル・ザ・プレジデンシャルタワーズのラウンジでは21時までなので、マリオットアソシアのコンシェルジュ・ラウンジのロングランはEVA-CHINにとっても意外なのでありました。

ガラガラ・・・・

突然、EVA-CHINの座っていたすぐ右側にある扉が開き、女性2人が入ってきました。扉の先に何があるかは一瞬で見ることが出来なかったのですが、この女性2人はゲストでそのままラウンジに姿を消しました。一体どこから来たのかな?

コンシェルジュ : 「ご希望の新聞はございますか?」

EVA-CHINが考えていると、チェックイン作業は何事も無かった様に進んでいきます。

EVA-CHIN       : 「読売でお願いいたします。」

最近EVA-CHINは新聞の希望を聞かれると「読売」を指定するようにしています。記憶では前回マリオットに宿泊の際、EVA-CHINには難解の日本経済新聞が届けられ、ほとんど眺めている状態だった記憶があるからであります。

コンシェルジュ : 「フィットネスはご利用されますでしょうか?」

ここでEVA-CHINは利用しない旨を伝えてしまいました。その為フィットネスに対しての説明は省かれてしまいました。ちなみにフィットネスは18階にあるようですが、一度15階のメインロビーに下りて別のエレベータに乗り換えなければならない不便さがあるようであります。

コンシェルジュ : 「お支払い方法はいかがされますか?」

やっぱり逃げられなかったのねー、デポジット。EVA-CHINはカードをコンシェルジュに渡しコピーを取って貰うのでありました。

一通り説明が終わった後、お部屋への案内となります。再びベルガールと供にエレベータホールへと向かいます。コンシェルジュフロアの客室は35階・37階・48階・49階に設定されておりますが、ラウンジのある36階には客室が設定されておりません。今回のEVA-CHINのお部屋となるのは37階でエレベータでわずか1階分でしたが、結局ベルガールとの会話は客室に入るまで非常階段の位置などの案内以外は一切なかったのであります。ちなみにコンシェルジュフロアの客室階にはセキュリティ機能があり、エレベータホールに客室のキーで開閉可能な扉が設定され、外部からは入れないようされております。

ベルガールにお部屋の扉を開けて貰い、EVA-CHINはお部屋の中に入りました。今回はJR名古屋駅がある西側で、運良く今回も別の方向にアサインして頂けました。一般フロアとコンシェルジュフロアの客室の差はほとんど無いようですが、コンシェルジュフロアではターンダウンのサービスがある様なのであります。EVA-CHINはベルガールから荷物を預かり、一つ質問をしてみました。

EVA-CHIN      : 「ラウンジへのアクセスはエレベータしか無いのですか?」

わずか1階分ですがエレベータに乗るのは面倒ですよね。

ベルガール  : 「専用の階段がお部屋から直ぐ出たところにございます。」

やっぱりあるのね。それならば後で階段を通ってラウンジに行ってみることにしましょうか。ベルガールがお部屋を下がった後写真を何枚か撮影して、EVA-CHINはくつろぎモードに入ります。窓から外を見てみると、名古屋城側とは異なりとっても静かな眺めなのでありました。駅横にあるビルの37階の為、真下にある名古屋駅はとっても見辛い環境ですが、その分遮る建物は全くないので、遠い山並みまで眺めることが出来るのであります。どんな夜景を楽しませてくれるのでしょうか。EVA-CHINはウキウキしながら陽が落ちていく様子を眺めているのでありました。

※写真やコメントは過去の宿泊記を流用しているものもあります

名古屋マリオットアソシア の客室

基本的な構成はデラックスとスタンダートの2種類に分けられますが、宿泊したのはデラックスタイプです。今回はコンシェルジュフロアでの宿泊ですが、ハード的には一般フロアと客室は変わらないと思われます。


 

ベッド

ダブルベッドは広く、デラックスタイプのお部屋なのでクッション付きです。ベッドカバーはお部屋の色に合わせた黄色をベースにしており、左がターンダウン前、右側はターンダウン後のベッドになります。ターンダウンはコンシェルジュフロアのみのサービスとなる為、一般フロアには行われません。


ナイトテーブル

ベッドサイドには室内灯・足下灯・エアコンのオン・オフの操作が可能になっていますが、EVA-CHINが特に気に入ったのはお洒落な読書灯です(スタンドの横にある金色の棒の様な形です。)。この読書灯は自由自在に曲げることが出来、小さいながらも一部分だけを明るく照らすことが出来るとても使い勝手の良い読書灯でした。


ソファ

オットマン(足乗せ)付きのソファですが、色は前回宿泊した一般フロアとは異なるようです。EVA-CHIN的にはもう少し背もたれが大きい方が心地よく感じます。


ライティング・デスク

ホテルの情報は全てこちらに揃っています。また名古屋周辺の観光情報なども揃えられており、一つ一つ手にとって読んでみると割と面白いです。


テレビ

デラックスタイプはしっかりとした家具に収められております。25型のブラウン管タイプで、テレビ放送14、ラジオ6、文字6,ホテル案内1、有料3チャンネルがあり、リモコンの操作性は割と良いです。尚、こちらの家具の引出の中に、後でご紹介するナイトシャツが入っております


 

ミニバー

ミニバーの内容はシンプルですが、長時間営業するコンシェルジュ・ラウンジがあるのでこれで十分なのかも知れません。EVA-CHINが基準にする缶ビール(350ml)は1本500円。国産2種が置いてありました。ちなみに最高値は1000円でミニチュアボトル又はワインです。無料のお茶セットは、緑茶、紅茶、インスタントコーヒーが揃っておりました。


FAX

コンシェルジュフロアでは、FAXが用意されておりました。


LAN

前回の宿泊ではあまり記憶がないのですが、ライティングデスクの上にLANが備わってました。最近のホテルは必需品の一つのようで、急速に整備されてきた気がします。


キー

キーはカードキーです。コンシェルジュフロアのセキュリティシステムと連動しております。カードデザインが一般フロアとは若干異なる様な気がしますが、こちらの方が高級感ありますね。


スリッパ

スリッパはEVA-CHINの好きなタオル地スリッパです。コンシェルジュフロアでは、巾着に入っておりました。


ナイトシャツ

マリオットアソシアでは浴衣ではなくナイトシャツが用意されております。前回も書きましたが、色、柄、デザインを考えると、オジサンが着ている様子は考えたくありません。(笑)


 

景色

今回の宿泊したのは名古屋駅側の西側です。名古屋城やテレビ塔側と異なって、割と平坦な建物が続きます。コンシェルジュラウンジは反対側に位置しているので、西側のお部屋にアサインされると両方の景色を楽しめますね。眼下に名古屋駅を見ることが出来ますが、客室が高すぎる為鉄道を見るには適しませんでした。


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