帝国ホテル大阪

- スーペリア・ダブル 宿泊記 (2001年1月宿泊) -

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帝国ホテル大阪は、梅田や難波などの繁華街から離れた閑静な所にあります。最寄り駅はJR大阪環状線桜ノ宮駅。関西圏以外の人がこの駅名を聞いても、ピンとは来ないでしょう。JR大阪駅から環状線を京橋方向へ2つ目の位置にあり駅前にロータリーは無く、大川(旧淀川)という川沿いにあります。帝国ホテル大阪へは、JR大阪駅から送迎バスが出ており、普通はこのバスを利用するか、タクシーで来るようです。しかしEVA-CHINは大阪駅からわざわざ環状線に乗って桜ノ宮駅で降りました。帝国ホテルの周辺の情報を入手するには、やはり徒歩でのアプローチが一番効果的です。駅を降りると、川を挟んでいるため遮る建物が無く、既に帝国ホテルが視界に入っていました。後はホテルに向かって、レッツラゴー!徒歩約5分程度の距離です。帝国ホテル大阪は、大阪アメニティパーク(OAP)内にあります。OAP自体を深くは散策しなかったのですが、どうやらレストランや専門店(海外一流ブランド含む)、ホテル、企業のオフィスが入居する複合施設らしいです。

帝国ホテル大阪には、エントランスが大きく分けて3つありました。宴会者用のエントランスがある1階正面玄関。宿泊者用エントランスがある2階正面玄関。そして、OAPの広場から入れる歩行者用のエントランスです。EVA-CHINは宿泊者ですが、2階の宿泊者専用エントランスがスロープを使った車専用であるため使用できず、1階の正面玄関から入りました。エントランスを含むロータリーはとても広く、さすがは帝国ホテルという感じです。宴会者用玄関と言えども、もちろんドアマンの姿はあります。ロータリーの車の出入りはかなり頻繁で、ドアマン一人では結構大変そうでした。そして、エントランスを通って中へ・・・。1階ロビーは宿泊者用では無いためフロントはありませんが、いくつかのソファが並べてあり、お客が数人座っていました。フロントでチェックインするためにエスカレータを使って2階に上がってみると、1階ロビーより一回り大きくしたロビースペースがあって、その先にフロントを発見。チェックインの為に近づきます。すると、ベルがスッと出てきて「ご宿泊ですか?」と尋ねてきました。もちろん「ハイ」と答えると、ベルがフロントに声を掛け、案内してくれました。

今回の宿泊プランは、ホテルが運営するホームページから直接予約しました。部屋の条件はスーぺリアのダブルルーム。インターネット料金、朝食・サービス料込みで21000円でした。これがインターネット平日料金なのですから、やっぱりお高いものです。その他のリクエストは、禁煙ルームを希望。実は大の煙草嫌いで、臭いには敏感に反応してしまうためです。なのに、いつもこのリクエストを入れ忘れ、何度泣いたことか・・。でも今回はちゃんとリクエストしました。ただホームページ上での予約は、電子メール等での確認の連絡が無く一方通行状態。HPで登録しただけあって、本当に予約が取れているのかが心配になりました。せめて簡単な文章でも良いので、メール等による確認を出して欲しいモノです。

チェックイン手続きが終わると、フロントが「お部屋は18階。川側の広いお部屋です。」と言って、キーをベルに渡しました。「ちょっと、期待を持ってしまう表現だなー」と思いつつ、ベルがエレベータへと案内してくれます。エレベータはフロントの裏にあるような形で配置されており、フロントやベルの前を必然的に通る形に設計されていました。セキュリティ的にも安心の出来る構造です。エレベータに乗りベルが18階のボタンを押します。エレベータの操作盤をよく見てみると、カードキーの差込口がありました。帝国ホテル大阪は24階建てですが、19階〜21階はインペリアルフロアに設定され、特化されています。恐らくこのフロアに入るためには、部屋のキーをエレベータに差し込まなければ動かない仕組みになっているのでしょう。18階に到着し廊下を歩き始めると、「禁煙フロア」という文字を見つけました。どうやら18階は禁煙フロアに設定し、フロア全部を禁煙にしているみたいです。出来ればいっそのこと、ホテルまるまる禁煙にしてもらいたいのが、私の正直な希望ですけど。

ベルがカードキーを使って、部屋を空けてくれます。室内に入ると、大変落ち着きある色合いでした。部屋の広さは推定34平方メートル。もちろん一人で使うには充分な広さです。ベルも後から客室に入り荷物を置いてくれた後に、「客室の説明を致しましょうか」と声をかけてくれました。自分では「さわれば分かるだろう」と思った為に、説明を省略してもらうことにしましたが、実は、後で後悔する羽目になります。その時、ベルの顔を間近で初めてよく見ると・・「若い」。なんか・・制服負けをしてる感じ(失礼)。帝国ホテルの堅いイメージが、随分和らげられた感じがしました。

早速、景色を眺めてみようと思い窓に近づきます。「あれれ、よく見えないぞー」。宿泊したのが冬のためか、外気温と室内温度の差によって大量の水滴が窓に付着してしまい、なかなか景色を伺い見ることが出来ません。拭いても切りがない状態の為に、早々に諦めました。ちなみに帝国ホテルのビューポイントは、やはり川側の部屋のようです。春には川のサイドに植えられた桜が咲き、夏には水上祭りの特等席になるようです。また、繁華街から若干離れている為周辺に高い建物はなく、それなりの景色を楽しむことができます。ただ、川の反対側の景色を見ていないため、反対側はどうなっているか分かりませんが・・。

さてさて、今度は室内に目を向けてみましょう。部屋にはストライプのベッドカバーを掛けられたダブルベッドが鎮座してます。しかし、ターンダウンがある訳では無いようです。ベッドの大きさは普通で、枕は4つ。クッション等での飾りはありません。寝心地はまずまずでしたが、EVA-CHIN的な最高評価である「すこぶる」には至りませんでした。ベッドサイドには、電話、時計の他、スイッチだらけの操作パネルがあります。この操作パネルは室内の照明だけではなく、ラジオやホテル独自のBGMの電源やチャンネル操作ができます。しかしこれだけ複雑なスイッチ数になると、お年寄りが扱えるのかな。そして、ソファ。何とも言えない幾何学的な模様でした。普通のソファは単色が多いですが、これだけ模様を形作られるとちょっと落ち着きがなく、個人的には好めない感じです。逆にライティングデスクは、かなりシンプルでした。でもその横には、ちゃんとFAXまで完備されてます。テレビはドッシリとした家具に収められており、リモコンの操作性も悪くは無かったです。その下には浴衣がちゃんと入っていました。ただ、頂け無かったのがスリッパ。よく見られる「お持ち帰り可能」の白いスリッパではなく、その辺にあるサンダルの様なスリッパでした。しかも、帝国ホテルのオリジナルと言う訳ではなく(これと同じスリッパが、京都全日空ホテルにもありました)、個人的には大きなマイナス点です。


ベッドルーム

宿泊した18階は、「禁煙フロア」に設定されています。煙草が大嫌いな私としては、大歓迎のシステムです。部屋は川側のスーペリア・ダブルルーム。チェックインする際、フロントの方が、「広めのお部屋」と表現されていました。


ベッド

ベッドカバーが掛けられていますが、別にターンダウンが有る訳ではありません。ベッドはダブルなのでもちろん、大きくゆったりしています。枕は4つで、クッションは特にありませんでした。クッション1つでも、大きくイメージが変わると思うのですけど


ナイトテーブル

ここでライト、遮光・レースカーテンの開閉、音声等を操作できます。音声は、ホテル独自のBGMやFM放送、AM放送でした。


ソファ

目立ちすぎる幾何学的な模様のソファですが、受け止め方によっては、お洒落なソファに見えると思います。足乗せがあると、更にグッドだったんですが・・


ライティング・デスク

思ったよりシンプルな感じのデスクでした

FAX

机の右側には、FAXがありました。


テレビ

テレビは、しっかりとした家具に収納されています。下の引き出しが半分空いているのは、ここに浴衣が収納されているためです。


ミニバー

思ったより良心的な価格設定でした。缶ビール(350ml)1缶600円で、種類は国産3種類ありました。


部屋の鍵は、カードキーです。


景色

18階の川側で、特に目の前をふさぐような建物も無く眺めが良いです。この川のサイドには桜が植えられており、春は素晴らしい眺めだと思います。また夏には祭りがあるそうで、特等席になること間違いないです。


スリッパ

賛否両論かも知れませんが、私はタオル生地のスリッパの方が好きです。何か・・外に履くサンダルみたい・・


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