フォーシーズンズホテル椿山荘東京 

− スーペリア・ダブル宿泊記 (宿泊2001年8月) −

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東京の結婚式場で屈指の実力を持つ椿山荘。首都圏で住んでいる人なら誰もが知っている知名度抜群のスポットです。都内でありながら広い庭園を持ち、とても静かな環境が広がるこのエリアは、EVA-CHINが未だ踏み込んだ事のない未知の世界。今回の宿泊するフォーシーズンズホテル椿山荘東京は、その広大な緑の敷地に椿山荘と共に建つ正に最高級ホテルなのであります。

今回の宿泊プランはフォーシーズンズが独自で持っているホームページから、インターネットプランで申し込みました。宿泊・朝食・サービス料込みで28000円はかなりのお値段ですが、フォーシーズンズの解釈で行えばかなりの手頃なお値段です。宿泊する日の残り部屋数がわずかに5室しか無かったため、ためらう間も無く予約しました。お部屋の条件は、スーペリア、キング、街側、禁煙、シングルユースでした。

さてさて、EVA-CHINは生まれて以来このエリアは未開の地で最寄り駅がさっぱり分からず、ホテルのホームページでは目白からタクシーか、地下鉄有楽町線江戸川橋から徒歩10分と紹介されています。ホームページには地図が掲載されていたのでプリントアウトし、地図を片手に歩いていくことにしました。江戸川橋駅は営団地下鉄有楽町線のみの駅。上野駅に出てきたEVA-CHINは、神保町で本を探したいことと交通費の兼ね合いで、上野から、都営大江戸線・都営三田線・(神保町下車)・営団半蔵門線・営団東西線・営団有楽町線とハチャメチャに乗り継ぎ、江戸川橋に降り立ったのでした。

江戸川橋の「1a出口」から出てきたEVA-CHIN。目の前には橋があり、相変わらず東西南北がさ〜っぱり分からない窮地に追い込まれていました。近くに周辺道路図があり手持ちの地図と合わせて方向を確認。なるほど、大体の位置関係がわかり早速歩き始めます。地図通り進んで交差点を左折すると、目の前の果てしなく続く上り坂が出現。東京という地は平に見えても実は起伏が激しい所で、至る所に坂があるのです。エッチラオッチラ登って行った頂上近辺に、フォーシーズンズホテルと椿山荘のゲートがありました。フォーシーズンズや椿山荘に行く際は徒歩やタクシーの他に、都営バスもあったり、空港からはリムジンバスがあるようです。

ホテルのエントランスまで歩いていくと、さすがに高級な趣。ドアマンが二人は常駐しているようで、リッツカールトンの様に手で直接ドアを開けてくれます。(ただリッツと異なる所は、二重ドアの内側が自動ドアでした。)エントランスを通り中に入ると、立地条件はあまり恵まれていないにも関わらず人が多い事に驚き、内部の豪華さに更に驚きます。全てが宿泊客ではないと思いますが、知名度の高い椿山荘とフォーシーズンが並ぶと、立地場所の関係は影響しないようです。客層は年輩の女性が多く、これは予想外でした。チェックインの為にカウンターの位置を探そうとすると、はて!?、エントランスを通った直後、向かって右側にも左側にもカウンターが目に飛び込んできています。「右か?左か?」と悩んでいるのが見え見えだったのでしょう。女性のスタッフが声を掛けてくれました。「宿泊ですが〜」と質問してみると、向かってソファのある左側のカウンターに案内して頂けました。

カウンターは割と混雑していたので若干ソファで待っていると、カウンターからお呼びがかかり、チェックイン手続きを早速行います。するとフロントが・・・

フロント:「EVA-CHIN様、本日のご予約は街側ですが、・・・でよろしければ庭園側のお部屋をご用意致しますが。」

EVA-CHIN :(しまったー。肝心な所を聞き落としちゃった。いいや、いいや。今回はお願いしちゃおう。) ← 心の中

EVA-CHIN 「お願いします。」

フロント    : 「かしこまいりました。」

一体、どういう前提条件が付いていたのであろう。EVA-CHINもチャレンジャーである。

フロントからベルにバトンタッチされ、お部屋へのご案内となります。エレベータに乗ると禁煙階を設定されていることが一目で分かり、14階建ての内、7階から10階に設定されているようでした。しかし驚いたのがロビーの位置です。ロビーは1階ではなく3階だったのです。エントランスから入ると1階にしか見えませんが、さすがに起伏の激しい東京。丘を利用して建てられたのでしょうか。その間も、ベルから色々と話しかけてくれます。「以前にもご利用して頂いた事がありますか?」とか、「本日はご出張ですか?」とか、無口で案内されるより、とっても安心感がでますよね。そうしている内に、EVA-CHINの宿泊する8階に到着し、本日宿泊する客室へのご対面となりました。

ベルがカードキーを差し込み扉を開けてくれます。中に入ると、そうそう、写真でよく見るお部屋そのものが広がっていました。ただ家具の配置がよく見る写真とは微妙に違っているようです。そして部屋に案内してくれたベルが・・・

「お風呂のお湯は3分でいっぱいになるので、お気をつけ下さい」とわざわざ説明してくれます。普段、ホテルで入るバスルームと比較しても普通です。なんでここまで強調するのだろうと思いつつ、ベルは部屋を下がっていきます。

その理由は後回しにして、お部屋を見てみましょう。ベッドはキングサイズで、綺麗な刺繍が入ったキャメル色のベッドカバーが掛けられています。EVA-CHINの一番に気にする枕は4つ全てが柔らかく、とてもボリューム感がありました。ただ残念ながら過去最高という柔らかさではありません。ベッドカバーの下は純白なシーツになっており、ターンダウン後のベッドは真っ白になります。ベッドパットも柔らかく(過去最高のペッドパットの柔らかさはリッツカールトン)寝心地はとても良いのですが、EVA-CHINにとっては掛けがちょっと薄すぎ。もう少し質感が欲しい所でした。ソファはこれまたソファらしいソファ。足乗せはありませんでしたがとても座りやすく、何と言ってもテーブルの台の部分が大理石です。窓側にあったライティングデスクはヨーロッパ調でとても贅沢。そしてテレビが収納された家具も、とっても素敵でした。

「暑いな・・」。相変わらず暑がりのEVA-CHINは、部屋のクーラー設定をいじることにしました。「どこだ・・」と思って見つけた操作盤がとてもクラシック。ちなみにこの表現クラシックは、見るからに頂けない操作盤と言う意味です。操作や表示はアナログ、温度設定はまるで昔のラジオをチューニングする感覚です。このお部屋には、唯一不似合いなものでした。


フォーシーズンズホテル椿山荘東京 (東京・椿山荘)

ベッドルーム

宿泊した部屋は標準のスーペリアルームで形は真四角ではなく、窓の部分が直角三角形に飛び出る独特なお部屋です。その為か日中のお部屋はとても明るくて良いのですが、隣の窓際付近の様子が分かってしまう欠点もあります。


フォーシーズンズホテル椿山荘東京 (東京・椿山荘) フォーシーズンズホテル椿山荘東京 (東京・椿山荘)

ベッド

ベッドはキングサイズのダブルベッド。落ち着いた色合いのベッドカバーが掛けられていました。フォーシーズンズホテル椿山荘東京ではターンダウンがあるので、右のような真っ白なベッドに変わります。


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ナイトテーブル

ベッドサイドにあるパネルは室内灯の操作の他に、カーテンの開閉、「Do not Disturb」のスイッチまでありました。アラームは反対側に置かれており、ラジオも聴けるようになっています。陶器製の豪華なスタンドスイッチは、寝ながら操作出来るようにされており、クーラーの操作をのぞけば、全て集中されている感じです。


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ソファ

ソファはとても重厚感のあるソファで、とても落ち着きがあります。ソファの中央に置かれているテーブルの台は大理石のようで、一際、部屋の豪華さを引き立てています。


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ライティング・デスク

ヨーロピアン調のライティングデスクは、明るい窓のそばにありました。とってもお洒落な形をしていますね。


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テレビ

こちらは重厚感ある家具に収められていました。テレビは大型で、リモコンの操作性も良かったです。浴衣もこの家具の中に収納されています。


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ミニバー

ミニバーの品揃えはとても豊富で、ウィスキーのボトルサイズまで有ります。基準としているビールは缶ではなく全て瓶サイズで容量は334mlの小瓶サイズ。価格は1本700円です。冷蔵庫には国産3種(アサヒ・サッポロ・サントリー)各2本ずつありましたが、チェックをする用紙には4種(キリン)書かれています。数が合っていないので、冷蔵庫内を捜索しちゃいました。


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キー

キーはカードキーで、ダークグリーンの格好いいキーです。尚、今回のプランでは朝食券と、ジムが通常の半額2500円の特典が付いていました。


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浴衣

テレビが収納されている家具の中にあります。ナイトシャツではなく浴衣でした。


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スリッパ

スリッパはEVA-CHIN が好きな、お持ち帰り可能の白いスリッパでした。


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景色

景色は大きく分けると二つあり、写真のような庭園側と街側になっています。右手に見える建物は椿山荘。薄くてよく見えませんがその後方にサンシャインが見えます。緑に囲まれているので夜は暗くなりますが、左手にある塔がライトアップされるので結構綺麗です。

憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。

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